SDS-PAGE法によりタンパク質を電気泳動する際の、タンパク質の変性・SDS化に用いる。
最終濃度(2X)
・Tris-HCl(pH 6.8) 0.1 M
・SDS 4 %
・2-mercaptoethanol 12 %
・Glycerol 20 %
調整方法(2X)
・0.5M Tris-HCl(pH 6.8) 2 ml
・10% SDS 4 ml
・2-mercaptoethanol 1.2 ml
・Glycerol 2 ml
・1% BPB 数滴
H2Oで、10mlにメスアップ。
溶解後4度で保存。
備考
タンパク質溶解液に、等量の2Xサンプルバッファーを加えて、
95度5分加熱後、SDS-PAGEに使用する。
ジスルフィド結合を切断したくない場合(ゼラチンザイモグラフィー等)、還元剤2-mercaptoethanolを入れない。
2-mercaptoethanolの代わりにDTT(終濃度0.2M)を、Glycerolの代わりにSucrose(終濃度10%)を入れても構わない。
培養細胞から直接タンパク質を回収・SDS-PAGEする場合は、1Xサンプルバッファーを使用する。